2015 灘中 入試問題 解答・解説
2日目 3
2015灘中2日目3


(1)略

(2)
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2015灘中2日目3解説2

(3)

656463626129332(通り)

今回、使った考え方はあまり分類という考え方で、数学でも重要な考え方のひとつです。

灘中の過去問題でも20091日目6番、甲陽中学校でも2009年に出題されていますが、
例えば、書き出しや規則性、場合分けという考え方で解説がつけられていました。

 

実は本問は数年前、ある中学校で出題されていたもののリメイクです。
ラボではあまり分類という単元で学習しました。


後期
No.25 数の性質②

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(1)  さいころを4回投げたときに出た目の和が6の倍数になるのは何通りありますか。
(2)  さいころを4回投げたときに出た目の和が5の倍数になるのは何通りありますか。

ただし目が出る順番が異なるものは別のものとして数えることとします。

 


(1)    6×6×6×1216(通り)

(2) 6362611259(通り)


同じような問題を、某大手塾の灘中○○で出題されていたのを、
新聞の折り込み広告で拝見したこともあります。

残念ながら、解説のほうは、和が5のとき,10のとき,15のとき…という場合分けでしたが…

 

今年度は過去問の本質を見抜いていれば簡単に解き筋が見つかる問題が数多く見受けられました。

灘中対策に過去問が不可欠なことは、言うまでもありませんが、
時間を計って点数をつけて、時間配分を身につけるだけでは不十分です。

 

解説を鵜呑みにしては真実にたどり着けません。

算数と仕事として関わり始めて16年、やっと気付いたことがあります。

以前いた浜学園で灘中オープンを作成する際、過去問をひねることばかり考えていましたが、
それよりその問題の本質を抽出し分かりやすく伝えることが、
僕たちのなすべき仕事ではないのかということです。



問題は、子供たちを困らせるために用意されるものではありません。
真実を伝えるために用意すべきものだと思います。



解説を読む勉強は意味を成しません。
解説を読めという指導をするなら、今年の灘中の入試問題を受けて解説を書きなおすべきです。



今回この問題が解けたかどうかは、和で場合分け以外にどれだけの視野があったかということで決まります。

この問題に限らず、今年度の問題は非常にシンプルで手数の少ない問題が多かったように思います。



1日目も2日目も最短の手筋で解けば20分はかかりません。
ラボで子どもたちに伝えていることですが、
20分の手筋を身につけることは灘中対策ではありません。その3倍の60分間手が出せるだけの考え方を身につけるためにその10倍の視野の広さを養っていくことが本当の灘中対策だと思います。
子どもたちがチャレンジするのは、未来につながる入試です。
過去につながる過去問を、未来につなげるものにする作業は、
もしかしたら子どもたちがこれから担っていく研究や仕事につながるものかもしれません。


さんすうLAB.主宰 倉田泰成