2017灘中2日目2

2017灘中2日目2(1)

2017灘中2日目2(2)


連立方程式以外の解き方がないのか
と質問の多かった速さの問題です。


(1)
 略


(2)
 
①逆比→同じものつけたし→比合わせ
2017灘中2日目2解説図1

ここで平均速度が855m÷7.5分=114m/分であることを利用して
 ②天秤法
2017灘中2日目2解説図2
 
240m/分×1.5+60m/分×1.5分=450m


この解き方のポイントは、
8557.5で割れることだと思います。

(1)を解いているときに全体が855mである必要がないことを感じつつ、
(2)に入れば855という数字が3や5で割れるところに気づくはずです。

もちろん平均速度という概念が最初からなければ、話になりませんが…

ラボでは甲陽の問題を使って平均速度の概念を学習しました。

灘の最近の速さの問題は良問が多く、取り敢えず図を書こうというトレーニングでは、
おそらく点数にすることはできません。

 

大切なのは実際の作業ではなく、コンセプトです。
後半部は
4.5分のほうも比で攻めるなどのバリエーションも考えられますが、基本の流れは不変です。今回は左を比合わせした瞬間、すべてが同じ種類の比で表せるので、
平均速度という持ち駒で詰んだという流れ
でした。

 

適した場所で持ち駒を使うには、持ち駒の特性まで理解しなくてはなりません。

名人の棋譜を意味も分からず、打っていても強くはなれません。

 

直前期に、問題を解く理屈をずっとつぶやきながら解いている子がいましたが、
一つの学習法としては有効だと思います。


さんすうLAB.主宰 倉田泰成