2018灘中1日目2

2 2 2 … 2 22  8あまる

3 3 3 … 3 33


3
 3 3 … 3

4 4 4 … 4     8あまる

8あまるが同じ和に注目で箱の比が75

2×⑦+83×⑤

①=8

2×568120()

3×56168()





他にもいろいろな解き方が考えられますね
2018灘中1日目21解説

オレンジは12の倍数,だからりんごは24の倍数

 

どれも解けてしまいます。
今回の合格者の平均が上がった理由はここにあります。

僕が選んだ解き方は、『問題の特徴から』

2つ目は、ただの式

3つ目は、数そのものの性質です。

自分の頭の使い方は、
『まず自分がやりたいことではなく、問題のいいたいことを考える』
という姿勢なので、上の解法が最善だと思うのですが、
今回はそれ以外でも解けてしまうので、
受け入れ幅が広いタイプの作問だったと思います。

 

ところが、この問題を過去問として、学習する次年度以降の受験生はどう捉えるべきでしょうか。

 

最近子どもたちの答案を見ていて、独りよがりの答案を見受けることが多くあります。

子どもたちはそうならないように指導していくのが僕らの役割なので、仕方のないことですが、
問題は指導していく僕らの側にあります。

 

ラボでは、解説を読むことを極力させないようにしています。
子どもたちに、少し自分で歩かせて
それではゴールに近づけないときは修正し、
ゴールに近づきそうなときは、寄り添っていきます。
そのうえで、他にもっといい道があれば、視野を広げる目的で紹介したりします。

 

塾の解説が2つ目だったら、この問題が灘の過去問だからという理由でやるだけで、
もしかしたら連立方程式計算問題集のほうが効果的かもしれませんね。

特にこういう問題を学習するときは、時間内に、出来た、出来ないでは意味がありません。
その訓練しか積めていないと、今年度は2日目で通用しないこととなります。

 

ラボもおかげさまで、広く認知されてきたので、特に直前期には数多く問い合わせをいただきます。
よくある内容が、でるところを教えてくれという内容なのですが、
基本的に答えないようにしています。

 

灘中の算数において、予想を張る学習は敗者の戦法です。

僕がもしN進法がでるといえば、N進法しか思いつかなくなります。

次回から、2日目の解説を予定しておりますが、
一つの問題で複数の手を想起するのが2日目の頭の使いかたです。
部分を見て、かすったのが合格するレベルではなく、
問題に関連する手をすべて思い浮かべて、問題の要求に応え、
かつ自分の考え方を主張するのが合格答案です。
何番の小問が当たったということは、それ以外は外れたということです。

灘と全く関係のない人々がそれで、盛り上がっているのは結構ですが、
子どもたちの視野を狭めることが、何よりの不合格への道であることを踏まえて、
ヤマをはっていただきたいと思います。

 

入試の送り出しのとき、100%の力を出し切れという方がいますが、それは無理な話です。

ラボでは、一緒に頑張ってきたことの半分出せれば、合格する
と言って送り出すようにするのですが、そのための1年なのです。

灘の校門の前では、なぜだか分かりませんが、涙が出そうになります。

でも、なるべく笑って、いつもの自分で大丈夫といってあげられることが、
多くの時間を共に過ごした、一緒にやってきた仲間として大切なことだと思っています。


さんすうLAB.主宰 倉田泰成