2019灘中1日目7
2019灘中1日目7解説1
今年の1題を僕が選ぶならこの問題でしょうね。 過去問をやっていない人には意味が分からないと思います。
2019灘中1日目7解説2
図の赤線は次郎の進んだ道のりです。加比の理を用いて、最初は2倍しています。 往復を全体と捉えて、次郎の進んだ割合を分数で表すと
2019灘中1日目7解説3
もうお分かりですね。分子分母等差数列なので、混合の考え方が使えます。2019灘中1日目7解説4
2015年度2日目の大問2の(3)と同じ問題です。
そう意味においては全塾的中ですね。
この問題の面白さは、前回は食塩水がテーマでしたが、速さの問題として、出題されたことだと思います。
よく、単元別の過去問集などをやらされている子どもたちを見かけますが、それでは、この問題は解けません。
この問題の本質が見えるところまで目線を上げられるか、もしくは『分子分母等差数列』のように、汎用できるレベルまで、言葉のポイントに落とし込んでいくかです。
ラボでは、『ノートをまとめる』ことを推奨していますが、自分の言葉で表現できない問題演習は意味がありません。

まあ、そもそも分子分母等差も分からず、短めの時間を計ってトレーニングさせて、時間配分とか5割死守とかって…

他にも大問4,大問8などは過去問の応用でした。
最近の過去問特に時間を計ってやるより、解説を自分で作るようにやるのが効果的だと思います。

さんすうLAB.主宰 倉田泰成