ア~オに1が含まれないので左辺は約分できるため、5,7は使えない。
残った2,3,4,6,8,9はすべて2と3で素因数分解できる。
よって,左辺は
すべて,異なる数字なので,倍数がすべて消えることはないため,
今年度の入試は、受験者平均83点、合格者平均106.6点(200点満点)
と受験生にとっては、難易度の高いテストでした。
そのようななかで、トップの172点、2位の171点を夙川、上本町教室の子どもたちがとってくれました。
能力ももちろんですが、多角的な視野、困難な状況で手を動かす気持ちの力、
本当に誇らしく思います。
個人的には、今回の入試は、良く練られた良問ぞろいのテストだったと思います。
このあとに続くように、問題の主張がはっきりとしているので、つかめば簡単に解くことができます。
この問題も『小学生はてきとーに入れて合わせるわなー』みたいなことを言っていると、解くリズムに乗り遅れます。
灘の問題を読むコツはイメージです。
連想という言葉が近いかもしれません。
僕が解くときは意識的に、俯瞰で入って、特異点を見つけます。
論理展開や解法あてはめとはまったく違う感覚の頭の使いかたをするように心がけています。
そうやって、これだというものを見つけるその快感が算数の面白さです。
パターン演習やヤマハリ勉強では全く歯が立たないことがこの4年の入試で証明されました。
今年度は、合格に必要な技術と、ものの考え方、頭の使い方についてかんがえていきたいと思います。
さんすうLAB.主宰 倉田泰成